スクワットは、筋トレとして優秀なだけでなく、ダイエットにも効果的なトレーニングです。
では、ダイエットとしてスクワットを行うに当たって、毎日行っていいものなのでしょうか、それとも1日おきなど時間をおいて行うべきなのでしょうか。
どのくらいの頻度で行うのが効率的なのか確認していきましょう。
筋トレ目的
スクワットを行うべき頻度は、ダイエットとして行うか筋トレとして行うかで違います。
筋トレとして行って、筋肉を大きくしたい場合は、筋肉を傷付けてからそれを回復させる必要があります。
できる限りの回数を行って、筋肉痛が回復するまで1~3日ほど日にちをおいてから行うとよいでしょう。
筋肉が大きくなる仕組み
筋肉を大きくすることを筋肥大といいますが、筋肥大をさせるためにはどうすればいいのでしょうか。
筋肉を大きくするには、まずトレーニングをして筋繊維を傷付ける必要があります。
筋繊維を傷付けて、それを回復させることで傷付ける前より少し大きくなります。
それを繰り返して筋肉を大きくしていく、というのが筋肥大の仕組みです。
また、筋肉を回復させるためには十分な休養と栄養摂取が必要になります。
特に栄養面では、筋肉を作るためのタンパク質、筋肉を衰えさせないための炭水化物の摂取が重要です。
それだけ鍛えても筋肉は簡単につくものではなく、何度も繰り返すことで少しずつ筋肉が太くなっていきます。
ダイエット目的
ダイエット目的でのスクワットでは、とにかく「継続」することが重要です。
筋肉痛になるような回数のスクワットだと、筋肉痛になってしまうため、日にちをおかないと行うことができません。
また、それだけの回数を行うとかなりの負荷になるため、高い意識がないと続けられないかもしれません。
そのため、ダイエット目的の場合は筋肉痛にならない程度の回数を毎日行うというのが有効です。
毎日継続して行うことで、運動を習慣付け、引き締まった体を作ることができます。
足が太くならないか
毎日スクワットを行うことで、筋肉がついて足が太くなってしまうのではないかと心配する人もいるかもしれません。
しかし、前述しているように筋肉を大きくするのは厳しいトレーニングと回復を繰り返して、少しずつ大きくなっていくものですので、むしろ太くする方が難しいといっていいでしょう。
そのため、毎日できるくらいの回数で行えば足は太くならずに、余計な脂肪は落とすことができるでしょう。
スクワットの効果
お腹痩せ
正しい姿勢でスクワットを続けると、インナーマッスルが鍛えられます。
インナーマッスルとは、体の深い部分にある筋肉で、腹部や背中など体幹部分にも多く存在するため、インナーマッスルが弱くなると、内臓の位置が下がってしまい、下腹部が出てしまいます。
インナーマッスルが鍛えられると、内臓が正しい位置に戻り、お腹を引き締めるとともに、脂肪を燃焼させる効果も期待できます。
足痩せ
スクワットで、太ももの臀筋群やハムストリングという太ももの裏側にある筋肉が鍛えられると、太ももやふくらはぎの脂肪が燃焼しやすくなり、足全体を引き締めることができます。
また、ヒップアップ効果のため足が長く見える効果も期待できます。
ヒップアップ
スクワットを行うことで、お尻周りの臀筋群やハムストリングが太ももの大腿四頭筋が鍛えられると、お尻が引き締められ上がります。
それにより、足が長く見えたり、またお尻と足の境目がはっきりしますので、非常にスタイルが良く見えます。
基礎代謝向上
基礎代謝とは、運動していなくても消費する、内臓を動かしたり体温を維持するのに必要なエネルギーです。
基礎代謝が上がると、普段の生活で自然に消費するカロリーも上がるので、痩せやすい体になります。
毎日のスクワットで下半身を中心に、全身の筋肉量を増やせば、基礎代謝が向上させることができます。
姿勢改善
スクワットでインナーマッスルが鍛えられると、体の歪みも改善されるので姿勢が良くなります。
歩き姿や座り姿の姿勢がいいと、非常に美しく見えます。
スクワットでダイエットするためには毎日?1日おき?【まとめ】
スクワットでダイエットをする場合は、自分の目標がどこにあるかを考えてから行いましょう。
太くたくましい太ももが欲しいなら、1~3日置きにできる限りの回数を、引き締まった体が欲しいなら、毎日筋肉痛にならない程度の回数を行うとよいでしょう。
自分に合った回数で、慣れれば回数を増やしてダイエットを成功させましょう。