腰は上半身と下半身を繋ぐ、体の要とも言える部分です。
しかし、デスクワークで座りっぱなしだったり、立ち仕事でずっと立っていたりなどで、非常に負担のかかりやすい部分でもあります。
腰を痛めると普段の生活への支障も大きい為、十分に疲れを取って翌日に備えるようにしましょう。
では、腰の疲れを取る方法を確認していきましょう。
腰のツボをマッサージ
背骨と骨盤の交差する場所に「大腸愈(だいちょうゆ)」 というツボがありますので、ここをマッサージします。
1.両手の親指を背骨に沿って下ろしていき、骨盤との交差部分に当てます。
2.他の指で腰回りを押さえて、息を吐きながら真っ直ぐに親指を押し込んでいきます。
3.気持ち良い程度まで押して、離します。
これを2~3回繰り返します。
座ったままマッサージ
座ったまま行える腰のマッサージです。
仕事の合間などに行うととよいでしょう。
1.背筋を伸ばして座ります。
2.体の左右の足の付け根の上、お尻の横側あたりに指を当てます。軽く押し込むと気持ち良い部分があります。
3.痛くない程度の強さで回しながら押してマッサージします。
腰のストレッチ
腰の下に枕を敷いて、腰をストレッチする方法があります。
1.腰の下に枕を敷いて仰向けに寝ます。いい高さの枕がなければ、バスタオルを四つ折りにしてから巻いたものを代わりにします。
2.両足を揃えて左右に足を振ります。
腰が伸びて姿勢の改善や骨盤矯正に効果がありますが、枕の高さを間違えると腰に負担をかけてしまう可能性があるため、違和感を感じた場合は止めるようにしましょう。
腰の痛みの元とは
体に歪みがあると、腰の痛みの原因となってしまいます。
体の歪みのチェックとして、以下のような方法があります。
1.鏡に向かって、両手で腰を掴むようにして真っ直ぐに立ちます。
2.手の位置が平行になっているかを確認します。
3.肩の高さが平行になっているかを確認します。
もし平行になっていないなら、体に歪みがある可能性が高いです。
そして、体の歪みの原因の多くは普段の姿勢の悪さとなります。
座る時に背もたれに寄りかかっている、足を組んでいる、頬杖をつくなどを普段からしていると、体を歪める原因となってしまいます。
姿勢を良くするには
デスクワークの人、特にパソコンを使っている人は猫背になりやすい傾向があります。
常に意識して背筋を伸ばして姿勢を良くしていることができればベストですが、慣れていない人は無意識の内に姿勢が悪くなってしまうことも多いのではないでしょうか。
そういう場合は、30~60分に1回程度、思いついた時に背筋を伸ばして、つま先を床に付けて、つま先立ちをするようなイメージでかかとを上げます。
骨盤を安定させて行う運動になるので、姿勢を強制する効果とともに、足のトレーニングにもなります。
また、立ち仕事の人はできる限り左右均等に体重をかけるようにしましょう。
片方に体重をかけていると、そちらに負担が多くかかることになるため、体の歪みの原因となってしまいます。
自分でできるマッサージ!【腰】まとめ
腰は、デスクワークでも立ち仕事でも負担のかかりやすい、体を支える中心とも言える部分です。
その腰の負担をできるだけ抑えるためにマッサージを覚えておけば、仕事の合間などにも疲労を軽減することができます。
こまめに疲れを取って疲労のない体にしていきましょう。