ケーキやお菓子のトッピング、おつまみやおやつなどに使われることも多いナッツ類ですが、決してカロリーの低いものではないため、ダイエットには不向きに見えます。
しかし、ナッツの持つ様々な効能がダイエットに効果があります。
では、ナッツがダイエットにどのような効果があるのでしょうか。
ナッツダイエットの方法や効果などを見ていきましょう。
ナッツダイエット【概要】
ナッツダイエットとは、ナッツを食べることで行うダイエットです。
ナッツとは、一般的に出回っているものとしては、マカダミアナッツ、アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオ、クルミ、松の実などがあります。
ナッツとは、木の実を指す言葉です。
ピーナッツは落花生といって畑で栽培されるものなので、ナッツには含まれませんが、今回は一緒に紹介していきます。
ちなみに、ナッツ類のカロリーは10gあたり、アーモンドが60kcal、マカダミアナッツが72kcal、くるみが67kcal、となっており、やはりカロリーは高いといえるでしょう。
しかし、カロリーは高くてもダイエットにはちゃんと効果があります。
ナッツ【効能】
ナッツには、色々な栄養素が含まれており、美容・健康・ダイエットに効果があります。
では、具体的にどのような効能があるのか確認していきます。
便秘解消
ナッツには、食物繊維が多く含まれています。
食物繊維には老廃物を体外へ排出する作用があります。
水分を吸収し膨らんで、腸壁を刺激して便の排出を促します。
代謝促進
ナッツには、糖質の代謝を促すビタミンB1、脂質の代謝を促すビタミンB2、たんぱく質の代謝を促すビタミンB6が含まれています。
素早く代謝されることで脂肪として蓄積されるのを防いでくれます。
アンチエイジング効果
ナッツには、ビタミンEが多く含まれています。
ビタミンEには、体内で発生した活性酸素を除去する抗酸化作用がありますので、新陳代謝が促進され、アンチエイジングの効果が期待できます。
冷え性の改善
ビタミンEには血行促進の効果もあるため、血流の流れを良くして冷え症を改善することができます。
アルコールの分解を促進
ナッツには、たんぱく質やビタミンB1、ビタミンEなど、アルコールの分解作用が期待できる成分が含まれています。
お酒のおつまみとして出てくることが多いのも、このような理由ではないでしょうか。
ナッツダイエット【効果】
ナッツは、脂質が多く含まれているため、カロリーが高めです。
しかし、ナッツに含まれる脂質はオレイン酸やリノール酸など、不飽和脂肪酸と呼ばれるものです。
オレイン酸には脂肪燃焼を高め、脂肪の蓄積を防ぐ効果があります。
そのため、脂質が多いといってもむしろダイエットに役立つものになります。
ナッツダイエット【種類】
ナッツには、様々な種類があります。
種類が多いということは、飽きにくいという利点がありますが、どのナッツがダイエット効果が高いか、それによって食べる種類を決めたい場合もあるでしょう。
種類によって効能も違いますが、一番のお勧めはアーモンドです。
食物繊維も多く、ビタミンEも豊富に含まれているので、ダイエットとともに美容効果も期待できます。
ナッツダイエット【方法】
ナッツダイエットは、1日25gのナッツを食べるダイエットです。
種類が問いませんが、ナッツによって大きさが変わるため、どれだけ食べればいいかも違います。
アーモンドなら25粒、くるみなら8粒、カシューナッツやマカダミアナッツなら13粒程度です。
1種類だけ食べても、数種類を合わせて食べてもかまいません。
ナッツダイエット【ポイント】
ナッツダイエットでは、食べるタイミングも重要です。
最もよいタイミングは食前にナッツを食べることです。
食事の前にナッツを食べることで、満腹感が増すので食事量が減り、摂取カロリーを抑えることができます。
また、間食としてナッツを食べるのも効果的です。
なお、ナッツを食べる時は油で揚げたものや塩で味付けしたものは避けるようにしましょう。
ナッツダイエット【まとめ】
ナッツダイエットは食事の前にナッツを食べるダイエットなので、食事制限の必要はありません。
長続きさせやすいダイエットなので、気長に続けて痩せ体質を作っていきましょう。