果物でのダイエットといえば、バナナと並んで有名なダイエットに「りんごダイエット」があります。
ダイエットについて調べたことのある人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
では、りんごにはなぜダイエットのイメージがあるのでしょうか。
りんごダイエットの効果や方法を確認していきましょう。
りんごダイエット【概要】
りんごダイエットには、方法が2種類あります。
3日間他のものを食べずにりんごだけ食べる方法と、置き換えダイエットで1日のうち1食りんごを食べる方法です。
しかし、前者の3日間りんごを食べるダイエットは、ダイエットというよりデトックスです。
りんごと水分だけを摂ることで、りんごに含まれる食物繊維が体内の老廃物を排出し、体内を綺麗にするというものです。
ただし、ダイエットでも栄養バランスの取れた食事を行うことは重要なので、りんごしか食べない方法では栄養不足となり、体調不良などを引き起こす可能性があります。
対して、1食の置き換えであれば体への負担も少なくダイエットを行うことができますので、今回はこちらの方法をご案内していきます。
りんごダイエット【効果】
摂取カロリー低下
りんごのカロリーは1個あたり約100~150kcalです。
1食を置き換えるにあたって、非常に低いカロリーで食事を済ませることができるので、ダイエット効果が高いといえます。
糖質・脂質吸収防止
りんごには、水溶性食物繊維「ペクチン」が含まれています。
ペクチンには、糖質・脂質が体内に吸収されるのを防ぐ効果がありますので、肥満防止に役立ちます。
腸内環境改善
りんごに含まれている不溶性食物繊維「セルロース」には、腸内環境を整える効果があり、ダイエット効果が期待できます。
新陳代謝促進
りんごには多数のポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールの抗酸化作用があり、活性酸素を抑えることができ、新陳代謝を促進し痩せやすい体を作ることができます。
さらに、コレステロールを除去する作用もあります。
むくみ解消
りんごに豊富に含まれているカリウムには、塩分を排出する作用があります。
この作用により、むくみが解消され、血液の流れを良くして新陳代謝も促進します。
りんごダイエット【方法】
1食をりんごに置き換えて行うのがりんごダイエットですが、重要なポイントとして、皮を剥かないで食べるということがあります。
りんごに含まれる食物繊維やポリフェノールは、皮により多く含まれるため、皮を剥かずに食べることでより多くの栄養素を摂取できます。
また、置き換えは1食だけにして、2食以上置き換えはしないようにしましょう。
栄養不足で体調不良を起こしてしまう可能性があります。
朝食置き換え
朝食をりんごに置き換える場合、睡眠中に消費していた水分を補給することができます。
また、りんごに含まれる果糖やブドウ糖はエネルギーに変換されるのが早いため、起きたばかりの体や脳の目覚めに効果的です。
さらに酵素が豊富に含まれているため、朝に摂取することで消化機能や代謝機能を促進することができます。
朝は忙しくて朝食を抜くことが多い、という人でもりんごだけなら食べやすいのではないでしょうか。
夕食置き換え
夕食をりんごに置き換えた場合、夕食後カロリーを消費することは少ないため、カロリーの過剰摂取を防ぐことができます。
ですが、朝食を抜いたり昼食を少なくしたり、1日の食事を十分に摂っていない場合だと夕食をりんごだけにしてしまうと、栄養が不足します。
1日の栄養バランスを考えて置き換えるかどうかも注意するといいでしょう。
りんごダイエット【まとめ】
りんごダイエットは置き換えダイエットとなるので、無理に行うと体調不良の原因となる可能性もあります。
健康に気を付けて行うよう心がけましょう。