ダイエットを調べている人の中には、「ダイエットしようとしたけど体重が落ちなかった」「一度体重が落ちたけどまた元以上の体重に戻ってしまった」という経験をした人が少なくないのではないでしょうか。
そして、ダイエットに失敗すると別のダイエット方法を探して試し、また失敗して別のダイエットを・・・、という悪循環に陥ってしまうこともあります。
ダイエットに失敗するのは、方法の問題ではなく、失敗する原因と成功するコツを知らないという場合が多いです。
そこで、失敗するのはなぜかを確認して、成功するためにはどうすればいいかを見ていきましょう。
ダイエットに失敗する原因
ダイエットをしようという意識が強過ぎる
長く続きにくい原因の一つが、ダイエットを始める時、痩せようとして非常に厳しい方法のダイエットを始めてしまうというものです。
例えば、普段運動をしないのにいきなり高負荷の筋トレや長い距離のランニングをする、食事を半分以下に減らしたり1食抜いたりする、などです。
慣れていないのに激しい運動をすれば、運動中もきつい上に翌日に激しい筋肉痛に襲われるため、次にまた運動をするのが嫌になるかもしれません。
食事を極端に減らすと、空腹に耐え切れず逆に食べ過ぎてしまうこともあります。
非常に強い意志でダイエットに臨んでいる人なら耐えられるかもしれませんが、一般的には苦しいことをずっと続けるのは難しいです。
そのため、最初にダイエット意識が強過ぎると失敗してしまうことがあります。
間違った方法でダイエットをしている
ダイエットの方法自体を間違っている、ということも考えられます。
運動をしてカロリーを消費したからその後食べ過ぎてしまったり、食事を減らそうとして朝食を抜いて、残りの2食で量を増やしてしまう、などです。
せっかく運動をしてカロリーを消費しても、それ以上に食べてカロリーを摂取すれば太りますし、食事回数を減らして1回当たりの量を増やすのは逆効果で、合わせての摂取カロリーが同じでも食事回数が多いほど太りにくく、食事回数が多いほど太りやすくなります。
間違ったイメージでダイエットをしてしまうと、痩せないどころか逆に太ってしまうこともあるということです。
体に悪いダイエットをしている
体に良くないダイエットをしてしまったため、一度は体重が落ちますがまた増えてしまって、さらに痩せにくくなる、というパターンもあります。
食事制限系のダイエットに多く見られるものです。
極端な食事制限や一つの食品だけを食べるダイエット(バナナダイエットやりんごダイエットなど)を行うと、栄養が偏ってしまいます。
摂取カロリーは減るため、体重は一時的に落ちることはありますが、栄養が偏っているため体は栄養を求めて吸収しやすくなっています。
その状態でダイエット以前の食事に戻してしまうと、通常より脂質や糖質を吸収してリバウンドしてしまう恐れがあります。
リバウンド以外にも、体に必要な栄養自体が不足してしまうため、体調を崩してしまうこともあります。
ダイエットを成功させるコツ
痩せるメカニズムを理解する
まずは正しいダイエットをするために、ご存じの人も多いかもしれませんが、痩せるメカニズムを確認しましょう。
ダイエットというと運動をしたり食事制限をしたりというイメージですが、基本的にはカロリーを制限するために行うものです。
ダイエットの基本は、消費カロリーを摂取カロリーより多くするということです。
摂取カロリーが消費カロリーよりも多ければその分太りますし、消費カロリーが摂取カロリーより多ければ痩せていきます。
そこで、運動することで消費カロリーを増やしたり、食事制限をすることで摂取カロリーを減らしたりして、消費カロリーを摂取カロリーより多くして体重を落としていくというのがダイエットの基本です。
気軽にできるダイエット方法を見つける
運動系のダイエットだと、一度始めてしまえば意外と長く続けられますが、始めるまでの準備が面倒で始められない、という経験がある人もいるのではないでしょうか。
そのような時のために、いつでも気が向いた時に始められるダイエットをいくつか用意しておきましょう。
テレビの近くにダンベルをおいて見ながらトレーニングをできるようにする、踏み台を部屋に置いていつでも踏み台昇降ができるようにする、少しハードルが高いかもしれませんがエアロバイクを置いてすぐに有酸素運動ができるようにするなど、準備なしでできるダイエット方法を用意しておけば、始めるのが面倒ということもありません。
とりあえず始めてしまえば、そのまま長時間続けられるかもしれませんし、短時間で終わってしまっても毎日継続できればダイエット効果はあります。
万全の準備を行って厳しい運動を行うのもいいですが、それで続かなくなるよりは気軽にできるものでも継続して長期間続ける方がダイエットにとっては重要です。
気が乗らない時は思い切って休む
体調や気分の問題で、運動する気にならなかったり、食事制限ではなく好きなものを食べたくなることもあります。
そんな時に無理をしてダイエットしても、いつもより効率が落ちますし、ダイエットをするのが嫌になってしまいます。
継続するというのは非常に重要ですが、どうしてもやる気にならない時は、ダイエットを休んでしまいましょう。
無理に続けてダイエットが嫌になってしまうよりは、1日休んでやる気を回復させて、次の日からまたダイエットを始め、1日分の遅れを取り戻しましょう。
たまには休んでもいいと、気軽に考えていた方がストレスにならず、結果として継続できることも多いです。
ただし、休み過ぎてダイエットの日数が減ってしまうと痩せられませんので、できる限りは継続するようにしましょう。
ダイエットを成功させるコツ!!【まとめ】
ダイエットで重要なことは、厳しい運動をすることでも極端な食事制限をすることでもなく、継続することです。
ダイエットで体重が落ちても、その後も体重を維持するためにある程度の運動や食事制限を続ける必要があります。
そのためにも、続けることがつらくなるような方法ではなく、続けても苦ではないような方法を見つけておくことが成功するコツと言えるでしょう。