洗顔を行った後につける基礎化粧品、化粧水ですが、なぜつけるのかご存じでしょうか?
オールインワンの化粧品なども増えている中、化粧水を使わなくなっている人もいるのではないでしょうか。
スキンケアに重要な意味を持つ化粧水ですが、効果を知らなければ毎日使うことに疑問を感じるかもしれません。
ここでは、化粧水の効果やメリット、なぜ使うのかなどを確認していきましょう。
化粧水とは何か
化粧水とは、精製水をベースにして、様々な肌に有効な成分を配合して作られている肌の環境を整える基礎化粧品です。
化粧水の主成分は水となりますが、化粧水では肌の水分量を増やすことはできません。
化粧水をつけて肌に潤いを感じてもそれは一時的なもので、化粧水の役割は、水分を増やすことではなく、洗顔で落ちてしまった水分を補給することです。
なお、欧米では日本と違い、保湿ではなく肌の汚れをふき取る目的で使われています。
海外旅行などに行く際は、日本の化粧水と同じ成分のものは手に入らない可能性があるので注意しましょう。
化粧水の効果・メリット
化粧水は、流れてしまった水分を補給することはできても水分量を増やすことはできないため、化粧水の効果に疑問を持つ人もいるかもしれません。
化粧水の主な成分は水であり、肌に含まれた油分で水分は弾かれてしまうため、確かに水分を肌に浸透させることはできません。
しかし、化粧水自体では水分を浸透させることはできなくても、化粧水に含まれる保湿効果の高いグリセリンや、肌を柔らかくする作用のあるエモリエント成分などの効果により、肌の環境を整えることができます。
そして、肌の環境が整えば、その後に使う乳液などの化粧品を肌に浸透させやすくなります。
また、化粧水をつけることでアルカリ性になってしまった肌を弱酸性に戻したり、皮脂の分泌を抑えて過剰に肌に油分が乗らないようにするという効果もあります。
つまり、化粧水はそれ自体に大きな効果を求めるよりも、肌を整えて他の基礎化粧品の効果を高めることが主な目的と言えるでしょう。
化粧水をつける理由!【まとめ】
化粧水は、それ自体では大きな効果はありませんが肌の調子を整えることができます。
肌の調子を整えれば、その後につける基礎化粧品の効果が高くなります。
そのため、化粧水だけで使うというより、他の化粧品と合わせることでより効果が高くなるものと言えます。
肌の調子が良ければ使う必要がないこともありますが、洗顔後に欠かさずつければ肌の調子も良くなっていきますので、肌の調子を整えたい人は化粧水を利用してみてはいかがでしょうか。
なお、肌質によっては化粧水が合わなかったり、別の基礎化粧品の方が効果的なこともありますので、肌に合わない場合は自身にあったものを探しましょう。