日常の生活の中で当たり前のように行っている呼吸ですが、この呼吸の方法を工夫するだけでダイエットに繋がります。
運動も食事制限もなく、いつもしていることを少し変えるだけでダイエットができるので非常に続けやすいのではないでしょうか。
この「呼吸法ダイエット」、どのように呼吸の仕方を変えるのか、その方法や効果を紹介していきます。
呼吸法ダイエット【概要】
呼吸法ダイエットとは、普段行っている呼吸の方法を工夫するダイエットです。
なぜ、呼吸を意識するだけでダイエットができるのでしょうか。
呼吸をする際、口から息を吸うと、脳や体に十分に酸素が行き渡りません。
脂肪を燃焼させるためには、体の各器官、細胞に十分に酸素を送ることが必要になります。
そのため、呼吸法を変え、多くの酸素を取り込める呼吸を行うことで、脂肪を燃焼させ、ダイエット効果を得ることができます。
呼吸法ダイエット【効果】
呼吸法ダイエットは、時間も場所も選びませんし、なにか器具を使ったりすることもないので、いつでも好きな時、好きな場所で行えるダイエットです。
また、酸素が体内に行き渡るようになると、ダイエット効果以外にも自律神経を整える効果も期待できます。
自律神経とは、自分で意識して行わない欠陥の収縮や遺産の分泌などを制御するものです。
自律神経は、日常生活の生活習慣やストレスによって乱れることがあり、自律神経の乱れは便秘や冷え症などの原因となります。
この自律神経を整えることにより、体調を整える効果が期待できます。
呼吸法ダイエット【方法】
では、実際にどのように呼吸を意識するとよいでしょうか。
呼吸法ダイエットの方法を紹介していきます。
腹式呼吸法
1.口から息を全て吐きます。
2.お腹を膨らませながら、鼻からゆっくり息を吸います。お腹に空気を溜めていくイメージで行いましょう。
3.お腹をへこませながら、口から長くゆっくり息を吐きます。お腹から息を吐き切るように行いましょう。
片鼻呼吸法
1.右の鼻を抑え、左の鼻から息を吐きます。
2.左の鼻からゆっくり息を吸います。
3.左の鼻も抑え、少し息を止めます。
4.右の鼻を開き、ゆっくり息を吐きます。
5.左右逆にして行います。
丹田呼吸法
1.丹田に少し力を入れ、前傾姿勢でゆっくり鼻から息を吸います。丹田とは、おへその少し下あたりです。
2.同じ姿勢のままゆっくり鼻から息を吐きます。
ドローイン
1.仰向けに寝転びます。
2.膝を立ててリラックスします。
3.床に背中や腰を押し当てるイメージでお腹をへこませていきます。
胸式呼吸法
1.肋骨に両手を置き、腹筋を締めます。
2.胸に空気を溜めるイメージで息を吸います。
3.胸から吐き出すイメージで息を吐きます。
胸式呼吸では、交感神経を刺激し、筋肉に不可を与えることで、基礎代謝を上げます。
お腹の横の腹横筋が鍛えられ、内臓の位置が元に戻ることで、お腹の太りの改善も期待できます。
骨盤呼吸法
1.仰向けになって寝転び、両膝を立てて足を軽く外側に開きます。
2.両手を腰の少し上の脇腹あたりに置き、腰を反らせます。
3.お腹を膨らませながら鼻から息を吸います。
4.お腹をへこませながらゆっくり口から息を吐きます。腰を反らせたまま、床につかないようにしましょう。
5.息を吐き切り、その体勢をしばらく保ちます。
6.5~10回繰り返します。
横隔膜呼吸法
1.立ちながら息を吸い込んで息を止め、お腹を突き出します。
2.お尻を後ろに突き出しながら、息を吐き切ります。
横隔膜を動かすことで、酸素を十分に取り込めるようになり、代謝を上げたり姿勢を矯正することができます。
呼吸法ダイエット【注意点】
呼吸法ダイエットは、筋力の向上に繋がり、脂肪燃焼効果が期待できます。
しかし、痩せやすい体にはなりますが、これだけですぐに痩せるというものではありません。
目に見える効果が欲しい場合は、運動や食事制限も行うと、よりダイエット効果が高くなりますので、合わせて行いましょう。
また、基本的にどの呼吸法でも口で息は吸いません。
普段から鼻で息を吸うように意識するといいでしょう。
呼吸法ダイエット【まとめ】
呼吸法ダイエットは、いつでもどこでも行うことができます。
さらに慣れてくると意識せずに行うこともできるようになるため、常に呼吸法ダイエットを行っているような状態になることもできます。
まずは毎日少しずつでも構いませんので始めてみるといいでしょう。