ストレッチは体をほぐしたり柔らかくすることが主な目的となりますが、ダイエット効果があることはご存じでしょうか?
ストレッチによって体を柔軟にすることで、痩せやすい体質を作ることができます。
ではストレッチをして体を柔らかくすることでなぜ痩せるのか、体が固いとどんな悪影響があるのかをご案内していきます。
体が固いと太りやすい?
体が固いということは、関節や筋肉が固くなっている状態です。
そして筋肉が固まっていると血液の流れが悪くなり、全身に必要な栄養素と酸素が運ばれなくなります。
そのため、代謝が低下して体温が下がり、体温を上げるのに消費されるはずだった栄養素が体内に蓄積されるようになり、太りやすい体になってしまいます。
体が固い場合のデメリット
体が固くなっていると、太りやすい以外にも様々なデメリットが出てきます。
筋肉が固まると血行が悪くなり、肩こりになったり、また肩こりからくる頭痛の原因になってしまいます。
また、筋肉が固まることで姿勢が悪くなったり、それに伴って腰に負担がかかり腰痛になってしまうこともあります。
さらに血行が悪くなると体に十分な栄養素が運ばれなくなるので、疲れの取れにくい体になってしまいます。
体が柔らかいと痩せやすい?
では体が柔らかいと、なぜ痩せるのでしょうか。
筋肉を柔らかくすることで血行が良くなり代謝が上がるので、エネルギーを消費しやすくなり、痩せやすい体になります。
また体が柔らかくなると、体の可動域が広くなるので、意識しなくても体が大きく動くことになり、消費エネルギーが増え脂肪が燃焼しやすくなります。
さらに、柔らかくすることで特にダイエット効果の高い部位があります。
それは肩甲骨付近の筋肉です。
肩甲骨付近には、褐色脂肪細胞という細胞があります。
褐色脂肪細胞は、刺激を与えると脂肪を燃焼させる機能があります。
褐色脂肪細胞は細胞の数は非常に少ないですが、通常の筋肉の数十倍もの脂肪燃焼効果があります。
そのため、肩甲骨回りの筋肉を柔らかくしておくことで、褐色脂肪細胞を活性化して痩せやすい体質を作ることができます。
柔らかくする方法
柔らかくしておくことで効果的な場所として、肩甲骨と股関節があります。
肩甲骨付近には褐色脂肪細胞があり脂肪燃焼効果が高く、股関節には大きな血管が通っているため血行が良くなります。
柔らかくする方法として、お風呂に使った後の血行が良くなった状態でのストレッチが有効です。
すぐには柔らかくなりませんが、続けることで徐々に柔らかくなっていきます。
早く柔らかくなろうとして無理をすると、筋肉や腱を痛めてしまう可能性があります。
無理はしないように、少し痛くて気持ちいいくらいで、かつ呼吸を止めずにできる範囲で行いましょう。
また、寝る前のストレッチを行うと眠りやすくなり、代謝を上げたり寝不足を予防したりと健康面でも効果があります。
ストレッチでダイエット【まとめ】
ストレッチを行ってもすぐに体が柔らかくなるわけではなく、また柔らかくなってもすぐに体重が落ちるわけではありません。
しかし、継続することで徐々にではありますが、確実に痩せやすい体になっていきます。
ダイエットだけではなく、健康面にも非常に効果が高いので、ぜひ続けることをお勧めします。