ダイエットといえば、食事制限でカロリーを抑えるというイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、食事回数を増やして行うダイエットというものがあります。
食事回数を増やして本当に痩せられるのか、疑問に思う人もいるかもしれません。
そこで、食事回数を増やすことでなぜ痩せるのか、その方法や理由をご説明していきます。
1日6食ダイエットとは
一般的には、1日の食事は朝昼晩の3食ですが、小分けにして食べるダイエットではその回数を増やします。
ここでは1日に6回食事を取るダイエットを紹介します。
本来の3食の間に間食をして食事回数を増やすことで、ダイエット効果を得ることができます。
食事回数を増やすといっても、普段と同じような食事で回数を増やすということではありません。
1日の摂取カロリーは変えずに、1回ごとの食事量を少なくして回数を増やします。
なぜ食事回数を増やして痩せるのか
では、食事回数を増やすとなぜ痩せるのでしょうか。
1回ごとの食事量を減らすと、それに合わせて胃が小さくなります。
さらに、食事回数が増えると食事と食事の間隔が短くなるため空腹を感じにくくなり、食べ過ぎを防ぐことができます。
また、血糖値が急上昇しにくくなるため、脂肪がたまりにくく痩せやすい体になっていきます。
体重を落とすだけならば食事量を減らすだけでも可能ですが、摂取カロリーを急激に落とすと健康や美容に悪影響が出る可能性があります。
食事回数を増やして胃を小さくすることで1日の摂取カロリーを減らしていき、健康的に痩せやすい体を作ることができます。
美容効果
1日6食ダイエットは1回ごとの食事量は減らしますが、1日の食事量は変わりません。
そのため空腹に悩まされるということがなく、胃が小さくなっていくため自然に痩せることができ、空腹に負けて食べ過ぎるということもなくなりますのでリバウンドも防ぐことができます。
そして、食事を制限しないダイエットなので栄養不足になることもありませんので、肌荒れや体調不良などの心配もありません。
非常に健康に良いダイエットといえるでしょう。
ただし、栄養バランスの偏った食事を続けるとカロリーオーバーや栄養不足になることもあるので、バランスの良い食事を心がけましょう。
1日6食ダイエットの方法
では、1日6食ダイエットとは具体的にはどのように行うのでしょうか。
まず、朝昼晩の3回の食事を取り、その間に3回の間食を取ります。
1日の摂取カロリーはあらかじめ計算しておいて、6食の食事でそれをオーバーしないようにします。
3食の食事を取ることを考えると、間食は100kcal前後がよいでしょう。
さらに効果を上げるために、朝にカロリーの高い食事をして、夜にカロリーを低めにするとよいでしょう。
もし、カロリーを摂り過ぎたら、次の日の摂取カロリーを控えたり、運動でカロリーを消費しましょう。
カロリー計算
1日6食のダイエットでは食事回数を増やしますが、それで普段より食べ過ぎてしまってはダイエットどころか太ってしまいます。
1日で摂取していいカロリーを計算して、それを超えないように1食1食のカロリーを調整することが重要です。
そのためには、普段食べるもののカロリーを把握しておきましょう。
コンビニやスーパーなどの食品はカロリー表示がされていますし、レストランなどの飲食店でもカロリーを表示するところが増えてきています。
また、ご飯は茶碗一杯で約160kcalなど、よく食べるもののカロリーも調べておくとよいでしょう。
そして、毎日の食事内容や摂取カロリーをノートなどに記録しておくのも効果的です。
カロリーの管理がしやすくなるとともに、今後同じ食品を食べた時のカロリーを調べる手間を省くこともできます。
1日の摂取カロリー
1日の適正な摂取カロリーは成人男性で2200kcal前後、成人女性で1700kcal前後です。
この数字は年齢や体格、生活内でどれくらい運動しているかによって変わります。
例えば、体の小さい人は適正摂取カロリーが低く、体を動かす仕事をしている人は適正摂取カロリーが高くなります。
自分の適性摂取カロリーはどれくらいかを確認しておけば、食事量の目安になるでしょう。
炭水化物は早めに摂る
ダイエットをする際、炭水化物を控えることが多いかもしれませんが、炭水化物を摂らないと体が栄養を蓄えようとして痩せにくくなる恐れがあります。
体を動かすエネルギー源にもなるので十分な量を摂取する必要がありますが、寝る前にカロリーを多く摂取すると胃腸が消化活動を行うため睡眠にも影響します。
そのため、炭水化物はできるだけ早い時間に摂取して、夕食以降は控えるようにしましょう。
食事回数を増やして痩せる!?【まとめ】
1日6食ダイエットは、空腹に悩まされることもなく栄養も摂れるので、非常に健康的なダイエットです。
しかし、カロリー計算を間違えると太ってしまう可能性もあるため、食事量には十分注意しましょう。
また、ここでは1日6食としてご説明しましたが、1日5食や1日7食などにしてもかまいません。
食事を小分けにして胃を小さくすること、それに伴って摂取カロリーを減らしていくことが重要です。
食事制限のダイエットが空腹で耐えられなかった人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。