寝ても疲れが取れなかったり、いつも体が怠くて疲れているようなことはありませんか?
疲労とは、体が休みを求めている信号です。
通常しばらく体を休ませれば回復するはずのものですが、寝たり休んでも疲れが取れない人は、疲労が慢性化している可能性があります。
疲労が回復しないと、体調不良を引き起こしたり、悪い場合は病気になってしまう可能性もあります。
そうならないために、疲労が回復しない原因や疲れを取る方法をご紹介していきます。
疲労の種類
疲労にも、身体的な疲労や精神的な疲労など色々な種類があります。
原因や症状も様々で、一つの疲労が他の疲労に関係することもありますので、どんな疲労があるのかを確認していきましょう。
生理的疲労
病気以外での身体的な疲労の事を指します。
過労・ストレス・睡眠不足・休養不足・運動不足・不摂生などが原因となります。
病的疲労
病気による疲労の事を指します。
原因が病気のため、その病気を治療しないと回復せず、悪化してしまう可能性もあります。
中枢性疲労
脳に長時間の緊張状態が続いて、身体の調整能力が上手く機能しなくなった状態を指します。
この状態が続くと、脳機能の障害・認知機能の低下などの恐れがあります。
末梢疲労
脳以外の原因での疲労を指します。
筋肉疲労・眼精疲労など、体の一部分が疲れている状態で、その部分を動かし過ぎることで疲れが残ります。
精神疲労
肉体的な疲労ではなく、精神的な疲労の事を指します。
無気力・無関心・不安感などの症状が現れ、心が正常に機能しなくなります。
疲労を回復する方法
疲労の種類や疲労度合によって、回復に適した方法は変わります。
また、自身の生活習慣によってもやりやすい方法、やりにくい方法というのもあるでしょう。
疲労回復の方法をご紹介していきますので、自分に合った方法を見つけましょう。
睡眠
疲労回復に最も効果のある方法です。
睡眠により脳細胞と体が休められ、肉体的な疲労と精神的な疲労の両方が回復されます。
理想的な睡眠時間は、1日6~7時間です。
入浴
お風呂に浸かることで、疲労が回復され、体を休めやすくなる効果があります。
お風呂で体を温めて血行が良くなれば、体内の疲労物質を流して排出することができます。
また、お風呂にゆっくり浸かれば、体がリラックスされ、その後に質の良い睡眠を取りやすくなります。
食事
栄養バランスの良い食事を摂ることで、ミネラルやビタミンなどを摂取して疲労回復を図ることができます。
また、規則正しく食事を摂れば、生活リズムを調整することができるので、生活習慣の乱れによる疲労を防ぐことができます。
さらに、好きなものを食べることでストレスを発散し、精神的な疲労を回復することもできますが、その際は食べ過ぎには注意しましょう。
運動
疲労物質が体に溜まると、血行が悪くなり、老廃物を排出したり栄養を体に運びにくくなります。
そこでウォーキングやジョギングなどの軽めの有酸素運動を行えば、血行を良くして、疲労物質を排出することができます。
このように体を動かして疲労を取り除く方法を、「アクティブ・レスト」と言います。
マッサージ
筋肉をマッサージすることで、血液やリンパの流れを良くして、老廃物を排出することができます。
老廃物を排出すれば、筋肉の疲れも取れやすくなります。
自分でマッサージできない場合は、マッサージ店などにお願いすれば、より効果の高いマッサージを受けられるでしょう。
病院
健康な体ならば、十分な休息を取れば回復します。
休息・食事・運動・その他色々な疲労回復方法がありますが、そのどれを行っても回復しないようだと、体調不良や病気の可能性があります。
どうしても疲れが取れないようなら、一度病院に行って相談してみましょう。
疲れが取れる方法!【まとめ】
生活をする上で、どうしても疲労は溜まってしまいます。
その疲労を、どのように溜まりにくくするか、またはどのように回復するかが重要になります。
食事・睡眠・運動など様々な方法がありますが、すべて行う必要はありませんので、自分に合ったものだけでも取り入れて、疲労感のない生活を送りましょう。