ダイエット方法の一つに、水をたくさん飲むという方法があります。
1日に2リットル以上の水を飲む人もいます。
しかし、何も入っていない水を飲むだけでなぜダイエットになるのでしょうか。
水を飲むだけの「水ダイエット」、その方法や効果を見ていきましょう。
水ダイエット【概要】
水ダイエットとは、水を意識して多く飲むというダイエットです。
人体の6~7割は水分でできているので、水分を摂取するということは生きていく上で非常に重要です。
自分では十分に水分摂取しているつもりでも、足りていないということもあるかもしれません。
水分を十分に摂取することで、様々な効果が得られますが、カロリーのない水を使うことはダイエットに非常に効果的です。
水ダイエット【効果】
代謝活性化
水分が不足すると、血液がドロドロになります。
そのため血液の流れが悪くなり、体に栄養や酸素を十分に運べなくなり、代謝が低下します。
水を飲むことで体内の水分量が増えると、血液の流れが良くなり、代謝が上がります。
便秘解消
便秘解消には食物繊維が有効ですが、実は水の方が便秘解消効果が高いです。
水分不足の人が水をたくさん飲むようになると、腸が刺激されて便秘解消が期待できます。
デトックス作用
水分を多く摂取することで、汗をかく量が増えます。
汗をかくことで、尿や便からは排出されない有害な成分が排出されます。
汗・尿・便によるデトックス作用は、体調を整えるために重要なので、十分な水分補給を行うことでその効果を期待できます。
体温上昇
代謝が上がり、血行が促進されたり老廃物の排出が活発になると、体温が上がります。
体温が1度上がると基礎代謝が12%上昇します。
基礎代謝とは、日常生活や寝ている時でも消費されるカロリーのことなので、基礎代謝が高くなると痩せやすい体質になります。
水ダイエット【方法】
では、水ダイエットとは具体的にどのように行うのでしょうか。
その方法を見ていきましょう。
種類
水には軟水と硬水があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
軟水
口当たりが良く、飲みやすい水です。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの含有量が硬水より少なくなります。
硬水
軟水に比べると、口当たりが硬く飲みごたえのある水です。
人によっては飲みにくいと感じることもあるかもしれません。
天然水として販売されている水は、硬水が多くなります。
含まれている成分を考えると、ミネラルが多く含まれている硬水の方がダイエット効果が高いですが、飲みにくいと感じる場合は軟水から始めるのもいいでしょう。
摂取量
水ダイエットで効果的な1日の水の摂取量は、体重の4%です。
例えば体重50kgの人なら、1日の摂取量は2リットルとなります。
飲み方
水ダイエットでは、一度にたくさんの水を飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むようにしましょう。
例えば1日2リットルの水を飲むとして、1リットルの水を2回に分けて飲むのではなく、朝食前・朝食後・昼食前・昼食後・・・というように、少量ずつ複数回に分けて飲むようにしましょう。
水以外の水分でも可能か
水ばかり毎日飲んでいては飽きてしまうので、他の飲料でもいいのではないかと思う人もいるかもしれません。
ですが、水ダイエットでは水以外の飲み物はお勧めできません。
清涼飲料水だと、大量に飲むとカロリーの摂り過ぎになりますし、お茶やコーヒーでは分解する時に水分が必要になるため、水分が足りなくなってしまう可能性があります。
水ダイエット【注意点】
水はカロリーが無いので、大量に摂取しても太ることはありません。
しかし、冷たい水を飲みすぎたり、目安以上の量の水を飲んだりすると、水分の排出が正しく行われず一時的に体重が増えてしまう場合があります。
水分によって増えているだけなのですぐに元に戻りますが、体重が戻らない間は代謝が下がって太りやすくなっている可能性があります。
水ダイエットを行う際は、水は冷やし過ぎずに常温か白湯にして、少量ずつ飲むようにしましょう。
水ダイエット【まとめ】
水ダイエットは、長期間継続して行うことで体調の改善やダイエット効果を感じるものです。
水を飲むだけの簡単なダイエットで、今まで飲んでいた清涼飲料水を水に変えるだけでも摂取カロリーを減らすことができますので、気軽に始めてみましょう。