唐辛子は薬味などにも使われ、その味や香り、辛味などで食欲を増す効果がある食べ物です。
唐辛子はダイエットに効果的ですが、どのような成分のどのような効能が効果があるのでしょうか。
では、唐辛子ダイエットの方法や効果を確認していきましょう。
唐辛子ダイエット【概要】
唐辛子ダイエットとは、通常の食事に唐辛子を加えるダイエットです。
唐辛子に含まれている「カプサイシン」という成分を利用して行います。
カプサイシンは、アルカロイドという辛味成分の一種で、唐辛子の辛味や香りは主にこの成分で構成されています。
唐辛子を食べると舌や体が熱くなり汗が出てきますが、これはカプサイシンがアドレナリンを分泌させることにより起こります。
そして、アドレナリンの分泌が増えると体温が上がり、代謝が上がり脂肪が燃焼されます。
唐辛子ダイエット【効果】
カプサイシンを摂取すると、小腸から吸収され脳に運ばれます。
脳に運ばれると、アドレナリンを分泌させ、体温が上がり発汗をを促進させます。
そのため代謝が向上し、脂肪が分解されやすくなり、ダイエット効果が期待できます。
しかし、毎日の食事に唐辛子を加えるだけでは、ダイエット効果はあまり大きくありません。
カプサイシンには脂肪を分解する効果はあっても、脂肪を燃焼させる効果は少ないからです。
脂肪は分解されても、燃焼させないと再び脂肪として蓄積されてしまうので、脂肪燃焼効果が重要になります。
その脂肪燃焼を促すために、有酸素運動も合わせて行うことが必要です。
それでは唐辛子ダイエットの意味がないと思われるかもしれませんが、有酸素運動では通常脂肪が燃焼し始めるまでに20分以上かかります。
しかし、唐辛子を摂取して脂肪が分解されてから有酸素運動を行うことで、短時間で脂肪を燃焼させることができます。
唐辛子【美容効果】
唐辛子には、ダイエット効果以外に美容効果もあります。
唐辛子を摂取すると汗をかきますが、汗をかくことで老廃物が排出され、肌の代謝が促進され、潤いのある肌になります。
また、唐辛子に含まれるビタミンCやビタミンAの抗酸化作用によって、アンチエイジング効果も期待できます。
唐辛子ダイエット【方法】
唐辛子ダイエットは、唐辛子を食べているだけで痩せるというものではありません。
唐辛子を使った料理を食べて、脂肪を分解した状態で有酸素運動を行い、脂肪を燃焼させる必要があります。
ジョギング・ウォーキング・水泳などが主な有酸素運動です。
唐辛子を摂取してから2~4時間が最も脂肪燃焼の効率が良いため、その時間に合わせて有酸素運動を行うとよいでしょう。
唐辛子ダイエット【注意点】
唐辛子に含まれるカプサイシンは、過剰に摂取すると胃腸を痛めてしまう場合があります。
そして食べ過ぎると舌が痺れ、味覚が鈍ってしまう可能性があります。
唐辛子ダイエットを行う場合は適度な量を心がけ、過剰摂取しないように気を付けましょう。
唐辛子ダイエット【まとめ】
唐辛子ダイエットは、食べるだけで痩せるダイエットではなく、有酸素運動と組み合わせて効果があるものになります。
また過剰摂取してしまうと害が出てしまうこともありますので、十分に気を付けて行いましょう。