筋トレを始めて、腕立て伏せや腹筋などの自重トレーニングで物足りなくなったら、トレーニング器具が欲しくなる人も多いでしょう。
その時、まず思いつくのがダンベルかバーベルではないでしょうか。
しかし、金額面や部屋の広さなどで両方揃えるのは難しいものです。
そこで、どちらを使えばより効率が良いか、それぞれにどのようなメリットやデメリットがあるかをご案内していきますので、ご自身に合うのがどちらかを確認していきましょう。
ダンベル【概要】
ダンベルは、基本的には片手に一つずつ持ってトレーニングを行います。
左右でバランスを取りながらトレーニングを行う必要があるため、体幹部の筋肉も刺激されやすくなります。
また、片手ずつトレーニングを行うこともできるので、筋力の弱い方だけを重点的に鍛えて、体のバランスを整えることも可能です。
一般的には、利き腕側の筋肉だけ発達することが多いので、逆の手を鍛えることでバランスの良い体を作ることができます。
ダンベル【メリット】
ダンベルで筋トレを行うメリットとしては、まずトレーニングをする際のスペースが狭くて済むということです。
ダンベルはそこまで大きなものではないので、保管するにもトレーニングをするにも大きなスペースを使いません。
そのため、自宅でトレーニングのためにあまり広いスペースを取れない人に便利なトレーニング器具と言えます。
また、片手ずつに持って筋トレを行うので、可動域を広く取れる、つまりできる限り大きく動かすことができます。
大きく動かすことができるということは、より筋肉へ大きな刺激を与えることができるので、効率的に筋トレを行うことが可能です。
さらに、片手で筋トレを行うので動きに制限が少なく、ある程度自由にフォームをアレンジすることができます。
筋トレは正しいフォームで行うことが重要ですが、場合によっては多少フォームを変えた方がより筋肉で刺激を与えられることもあります。
自分に最も適したフォームを見つけることができるのもダンベルの利点です。
ダンベル【デメリット】
ダンベルで筋トレを行うデメリットは、片手ずつのためあまり高重量での筋トレは難しいということです。
両手で100kgの筋トレができるからといって、片手ずつ50kgでも可能というわけではありません。
また、メリットでフォームをアレンジできると説明しましたが、逆に言うなら正しいフォームで行うのが難しいともいえます。
最初のうちは、正しいフォームを身に付けるためために低重量でトレーニングを行うと良いでしょう。
バーベル【概要】
バーベルで筋トレを行う場合は、両手で持って行う場合がほとんどです。
両手で持って行うため、トレーニングに左右の差が出にくいですが、もし左右の筋肉に差がある場合、片方だけ集中して鍛えるということはできません。
しかし、両手でバランス良くトレーニングを行うことができるので、片手ずつに行うのに比べて高重量を扱うことができ、筋力の向上により効果的です。
バーベル【メリット】
バーベルで筋トレを行うメリットは、両手で持って安定した動作で筋トレを行うことができるので、大きな重量を扱うことができるという点です。
筋トレでは、負荷が大きいほど筋肉への刺激も大きいため、より筋力を強化することができます。
さらに、動作を安定させやすいので正しいフォームで筋トレを行うことが可能です。
バーベル【デメリット】
バーベルで筋トレを行うデメリットとしては、広いスペースが必要ということです。
バーベルはかなり横幅が広いため、保管するスペースとそれを使って筋トレをするスペースにそれなりの広さが必要になります。
重量もあるため、床への負担なども考慮する必要があるため、場所の確保が難点となります。
また、バーベルは左右の重りがバーで繋がっているため、可動域が制限されてしまいます。
バーを動かしていると体が邪魔になり、動かせる範囲が限られます。
そのため、細かい部位を鍛えるためにはダンベルの方が良いと言えます。
ダンベルとバーベル、どちらがよいか
ではダンベルとバーベルのどちらを使って筋トレをするのがよいでしょうか。
効果
高重量を扱うことができる、動作が安定しやすいという点で、筋力向上を重視するならばバーベルを使うとよいでしょう。
しかし、バーベルだけだと可動域が限られるため、大きい筋肉は鍛えやすいですが、細かい部分などを鍛えるにはダンベルの方が有効な場合も多いです。
バーベルで大きな筋肉を鍛え、ダンベルでバーベルでは鍛えにくい部分を鍛えるというのが理想的と言えるでしょう。
どちらか片方を選ぶ場合、高重量で大きな筋肉を鍛えたいならバーベル、幅広く全身を鍛えたいならダンベルを選ぶとよいでしょう。
場所
自宅に十分なスペースがあればどちらを使っても問題ありませんが、バーベルもダンベルも両方置いてトレーニングができるスペースがあるという人はそんなに多くないのではないでしょうか。
自宅で筋トレを行うには、小さくて様々な種目を行うことのできるダンベルの方が便利です。
フォームに気を付ける必要はありますが、稼動域が広いため色んな部位の筋肉を鍛えることができます。
また、ダンベル自体が小さいため、筋トレに使うスペースも少なくて済みます。
そのため、自宅で筋トレを行う場合にはダンベルがよいでしょう。
ダンベルとバーベルの違い!【まとめ】
ダンベルは幅広い種目の筋トレが可能で省スペースで使える器具、バーベルは広いスペースが必要ですが高重量で筋トレができる器具という違いがあります。
スペースのことを考えるならば、自宅ならダンベルがお勧めで、ジムや広いスペースを使えるならばバーベルをメインにして、バーベルで鍛えにくい部位をダンベルを使うというように併せて利用するとよいでしょう。